性教育について、こんなイメージがありませんか? 性教育と聞いて、みなさんはどういったイメージを持ちますか? 例えば・・・ 「なんとなく学んでいくもの。」 「学校に任せたい。」 「かえって性に開放的になってしまう。」 「そもそも何を教えれば良いかわからない。」 「子どもたちに教えるのは恥ずかしい。」 これらに共通するものは、性を「恥ずかしいものである」とタブー視してしまっていること。 しかし、本当に性はタブー視され、「恥ずかしいもの」とされるべきなのでしょうか。 私たちは、そうは思いません。 性行為も含めた広義の性教育を、人が生きていくために大切なものだとして捉え、性教育のイメージを変える必要があると思っています。 現在は、これまでの時代より性教育に向き合う必要がある時代になっています。なぜなら、大量にインターネットに溢れたアダルトビデオに子どもたちは簡単にアクセス出来てしまい、偏った性知識を身につけてしまう恐れがあるからです。 また、日本の学校で教わる性教育は、性教育の中でも極一部でしか無いため、多くの方が子どもにどう伝えたら良いのかわからないと感じることは当たり前です。. この記事では、海外で行われている 「包括的な性教育 comprehensive sexuality education CSE 」 をガイドに、子どもたちにどのようにして「性」を伝えていくかを解説します。 年にユネスコが中心となり定められた国際セクシュアリティガイダンスによると、 5歳から性教育を開始することが推奨 されています。. このガイダンスでは「包括的な性教育 comprehensive sexuality education CSE 」とは、生殖だけではなく、社会や文化、感情や人間関係なども含めたものだと定義しています。 包括的な性教育では 「人間関係」「価値観、セクシュアリティなど」「ジェンダーの理解」「暴力と安全確保」「健康と幸福のためのスキル」「人間のからだと発達」「セクシュアリティと性的行動」「性と生殖に関する健康」 といった8つのキーコンセプトに基づくトピックや学習の目標が立てられています。これらを子どもたちの年齢や能力に応じて、学校やコミュニティを通して伝えていきます。 例えば、ドイツでは日本の中学1年生にあたる生徒たちが、生物の授業で「避妊」を学びます。授業では、コンドームを木製のペニス模型に装着する練習も行うなど、実践的な内容を扱っています。 オランダでは「春のソワソワ」という教材を利用し、4歳児から性教育が始まります。11歳では性機能の仕組みを教えています。教材を使い男女の性器の造りやマスターベーション、性行為について詳しく解説しています。 子どもが自分のからだや性的な機能について年齢に応じた興味をもつのは自然なことです。それをタブー視するのではなく、子どもが性に対する間違ったメッセージや知識を得る前に、 科学的根拠に基づいた正しい知識や認識を伝えることが大切 です。そのことが自分や他者を守り、健康で幸福な生活の基盤となります。 こうした取り組みにより若者の性行為や性感染症の罹患率が増えないことが報告されています。若者の性に対する知識が向上し高い効果をもたらしていることがうかがえます。. みらいいー 大石さんよろしくお願いします!まず大石さんが性教育の講座を始めたきっかけを教えていただけないでしょうか。 大石さんー 下の子を出産した後、上の子から「赤ちゃんはどうやって生まれるの?」と聞かれたことです。その時に、大切なことなので誤魔化さずに伝えたいと思って色々と調べ始めて、今に至ります。 みらいいー 「コウノトリが運んできた」といった誤魔化しをしなかったのですね。 大石さんー 私の場合、保健師として他の方より学んできたものがあったのですが、どうしたら上手に伝えられるかまで自分自身が学んだことがないなと思ったのです。 そこで海外の性教育を調べていく過程で、海外は包括的な性教育が謳われており、性教育の定義が日本と違うことに気付きました。. みらいいー 性教育を家庭で担うということですが、具体的にどのようなことをすれば良いのでしょうか? 大石さんー どのように伝えれば良いのか迷っていしまいますよね。では、家庭でできる性教育を5つお伝えします。. 小学生になると、小さい頃のように素直に子どもの方から質問してきてくれません。親からも性の話をするきっかけが少ない中で、授業のことを聞いてみるのが良いきっかけになるかな、と感じます。 例えば、5年生の理科で、ヒトの受精やメダカの受精について習いますよね。それ以外では、何年生でどんな話、というのは学校によって異なりますが、いまだに野外活動の前に女子だけ月経の手当ての話を聞くところもあるし、外部講師を呼んで性教育講演会をするところもあります。 そんな時に、「どんな話を聞いてきたの?」と聞くことで、性の話をするいいきっかけになると思います。. 今の時代は子どもであってもスマホやタブレットでネット検索ができ、意図せずいろんな情報を見てしまうことがあります。 例えば動画について言えば、その動画が作り物だと理解できない年齢の時に見てしまうと、それが本物かのように間違った知識を身に付けてしまう可能性があるので、早い時期から正確な情報を伝えていくのが大切です。 ただ、これからの性教育はそういう狭義の意味だけではなくて、包括的に進めていかなくてはいけないと思っています。(先に出てきた「包括的な性教育」参照) 国際セクシュアリティ教育ガイダンスでは5歳からとなっていますが、何歳であっても、興味を持って質問してきてくれた時から始めるのがおすすめです。もっと言えば、自分の体の大切さについては赤ちゃんの時から伝えられると思っています。. 思春期は子どもと話すきっかけがどんどん少なくなると思うので、話すきっかけをとにかく親の側が探そう!という感じです。 暴行のニュースやドラマのちょっとエッチなシーンや、暴力的なシーンなど、きっかけは色々とあります。 最近では、緊急避妊薬のことをニュースで取り上げていたり、望まない妊娠から一人で出産して遺棄容疑で逮捕される事件があったり、といったニュースが報道されていました。ぜひ意識してドラマやニュースを見てください!. 人が嫌がるようなことはしない、相手の気持ちを確認する、自分が嫌なことをはっきり伝えるなど性教育にも関係してくる人間関係についてしっかり伝えることが大切です。 また、親から子へのスキンシップも子どもが嫌がっていたらやめるようにしないとそれが普通だと思い込んでしまう可能性が出てきます。. 高学年になると性について異性の親子で話すことに気恥ずかしさを感じることもあるでしょう。 また、同性なら性の疑問やトラブルについて、子どもの気持ちに寄り添い実感のこもったアドバイスが期待できます。 例えば、経血が多い時の対処法や生理痛のやわらげ方など、自分の経験談を交えたりや子どもの状態や性格に合わせたりしながら具体的なアドバイスができます。 ただ、思春期になると親と話したくない子がいるのも自然なこと。そんな時は無理に話さず、「困った時はいつでも話を聞くよ」という姿勢を示しておくことが大切です。 大石さんー 以上が家庭でできる性教育になります。 この他に本を読むこともおすすめです!おすすめの本を3つ紹介します! みらいいー ありがとうございます!. 体のつくりや生と死のこと、性被害から身を守る方法やジェンダー、性の多様性のことなど、幅広いテーマについて 幼児にもわかりやすい説明 が書かれていることに加えて、大人への解説も充実しています。. 性教育Youtuberのシオリーヌさんの著書。 妊娠、避妊のことから自分らしく生きる ことまで幅広く取り上げられた内容となっています。テーマごとにYoutube動画のQRコードの記載もありますので、文字だけではなく子どもたちが大好きなYoutube動画で学ぶこともできる教材です。. 保健体育教師として、性教育に関わってきた先生が書いた本で、「うちに赤ちゃんはくる?」と言った突然やってくる子どもからの素朴な質問への答え方から、性犯罪の被害者や加害者にならないための日々の声かけ、思春期に訪れる男女の心と体の変化まで 親子で一緒に学ぶことができる1冊 です。 毎日の家族の会話で子どもを守り、これからの時代を生き抜くための力を養うことができるでしょう。. 子どもたちは学校や家庭、友人やメディアなどさまざまなものを通して性に触れます。 海外と比較すると、日本の性教育への取り組みは十分とは言えません。 そのため年齢ごとに芽生える子どもの興味や考えを理解していくためには、お父さん・お母さんが、まずは自分自身の性の価値観を見つめ直し、性教育について話し合い、正しい知識を得ることが何より重要です。 同性の親から子どもへ経験談として伝えればより具体的な細やかな対応が期待できます。異性の子どもに伝える場合は、わかる範囲で誠実に伝えることが重要です。 もし、身近に信頼できる同性の大人がいれば、自分の代わりに伝えてもらう、いざという時の相談役になってもらう、というのも良いですね。 性教育は子どもたちが健康で幸福な人生を送るために必要な学びです。子どもの未来を守るためにも、まずは私たち大人が正しい知識や認識を身に付け、伝えていきましょう。. みらいいについて 運営会社 プライバシーポリシー 外部送信規律に基づく表記 利用規約 お問い合わせ. トップ 親の学び 子どもたちのための性教育〜家庭で何を伝えるか〜 子どもたちのための性教育〜家庭で何を伝えるか〜 親の学び. 今回は包括的な性教育とは言えない、日本の学校の性教育。 親としてできることはあるのか、性教育の専門家に聞きました。. 子どもの成長 みらいの学び 親の学び お知らせ 社会・SDGs 学校生活 イベントレポート.
幼少期・思春期別!性教育の注意点や具体的な方法
ニッポンの性教育 セックスをどこまで教えるか 【NHK】中学・高校生がコンドームを手に取って正しい装着方法やその意義について学ぶ授業が滋賀県内で行われている。“コンドームの伝道師”の挑戦を 日本の学校ではなぜ性教育がほとんど行われていないのか、親はどうしたらいいのか、親に向けて子どもの性教育について書いたコミックエッセイ『おうち性教育はじめます』が 思春期の性教育 セックスの知識を中学生にどう伝える? - #これからの育児 - NHK みんなでプラス知識を知る事はとても大切だと思います。ただ、片寄った考えの人達の意見だけで性教育の為には全てをさらけ出し…というのは、行為への興味を あおるだけの気もしました。中学生の子供達には知識も本当に本当に必要だなと思いました。科学的にそして、世の事件を知り怖さも知る。その通りだなと思いますが。何より小学生に何も隠さなくていいとか、オープンに言っているから正しいとか、それは 本当にそうなのかと疑問です。文部科学省の方の意見も大いにあると、あくまで私は!!ですが、そう思いました。. 大学のゼミで性の話になり、二人の外国人留学生が話してくれたことに衝撃を受けたため、性教育について検索しているとこちらのサイトに出会いました。アメリカの彼女の出身州では、コンドームを無料で配布していると言っていました。さらに、イギリスでは無料でピルが配布されると言っていました。この、ピル無料配布には多くの日本人が驚くのではないでしょうか。私個人としては、月経不順の治療のため数年前から服用しており、不順が治るなどかなり楽になりましたので、同じように苦しんでいる方に勧めたいぐらいです。 話は少しそれましたが、「無知」からくる妊娠を防ぐためにも、正しい知識を得て幸せになるためにも性教育は絶対に必要だとこの映像を見て感じました。. ノラネコぐんだん ぷくぷくシール. トップ 親の学び 子どもたちのための性教育〜家庭で何を伝えるか〜 子どもたちのための性教育〜家庭で何を伝えるか〜 親の学び. コドモエのほん MOE web 白泉社公式サイト ノラネコぐんだん公式サイト 親子イベント. 思春期は子どもと話すきっかけがどんどん少なくなると思うので、話すきっかけをとにかく親の側が探そう!という感じです。 暴行のニュースやドラマのちょっとエッチなシーンや、暴力的なシーンなど、きっかけは色々とあります。 最近では、緊急避妊薬のことをニュースで取り上げていたり、望まない妊娠から一人で出産して遺棄容疑で逮捕される事件があったり、といったニュースが報道されていました。ぜひ意識してドラマやニュースを見てください!.
専門家に性教育のこと、家庭での伝え方を聞きました
内容, 子どもが初潮や精通を迎えるまでに、親は何を伝えればよいのか。 【NHK】中学・高校生がコンドームを手に取って正しい装着方法やその意義について学ぶ授業が滋賀県内で行われている。“コンドームの伝道師”の挑戦を 目次はじめに第1章 セックス大国日本の子どもたち第2章 ビョーキまみれの日本のセックス第3章 セックスがファッションになった日本第4章 もっとコンドーム教育を! 著者, 宮川三代子著 《公立八女総合病院産婦人科医長》. 税込価格, 1,円(本体価格1,円).編集部からのお知らせ お問い合わせ. トップ 親の学び 子どもたちのための性教育〜家庭で何を伝えるか〜 子どもたちのための性教育〜家庭で何を伝えるか〜 親の学び. ホーム お問い合わせ 会員の方はこちらへ kodomoeメルマガ会員登録 会社概要 Cookie利用ポリシー サイトマップ. 新しい命は、命のもとである 男性の精子と女性の卵子とが合わさる ことによってできると説明できます。どうやって合わさるのかを知りたがれば、男性の性器を女性の性器にくっつけて命の通り道 腟 に精 子を送り届ける方法があり、動物 では「交尾」、人間では「性交」と呼ぶことを伝えられます。. 信頼しあう大人同士で赤ちゃんがほしいと思った時に、 性行為は自然な行為 であること、また病院で精子と卵子を合わせるのを手伝ってもらう方法 人工授精や体外受精 もあることを伝えられます。ただし、今も性行為をしているかどうか、などの話は「 それはプライベートなことなので話さないよ 」と線を引くことができます。こうすることで、子ども自身も「自分のプライベートな話は話さなくていいんだ」と学ぶことができます。. 知識がなかったことによって起こる悲劇と、それを防ぐ方法。そこから考えていくという逆からの発想が必要なのだと感じました。 途中、「(ピルの副作用について)知りもしないのに怖がっている」と語るシーンがありますが、核心をついていたと思います。政治家の方々は、優等生以外の生き方についてわかっていないように感じました。自分たちの違う環境にいる人を知ろうとする努力や、その立場にたって考えてみるという努力をしていない。これは、性教育についてだけ言えることではないのでしょう。. それぞれの学校では授業を行うにあたって、その趣旨や内容を記した説明書を家庭に配布しています。保護者が授業に参加する学校もあります。これまで滋賀県内およそ80校で行われてきましたが、家庭からクレームが出たことは一度もありません。 授業のあとに保護者から学校側に寄せられた声です。. Copyright © pilcon All Rights Reserved. ノラネコぐんだん はんせい ちょきんばこ. 多くの子どもは4~6歳ごろに、赤ちゃんはどこからくるのか、 どのようにしてできるのかを聞くようになります。 慌てず「いい質問だね」と受け止め、子どもがどんなことに興味 をもっているのか、子ども自身はどう考えるのかを聞きながら、 科学的な観点から会話を深めていきましょう。. インターネット、雑誌、ドラマ、漫画、友達との会話等、性について知る機会はどの年齢であれたくさんあります。 性に関する情報が自然と入ってくる機会はかなり多くなっています。その情報はあまりに歪んだ性の感覚を知る側に持たせると思います。 私も様々な情報を得る中で、男性は怖い、性交は汚れているとどこかで思っていましたが、この番組を見て、性交の本当の意味を思い出しました。でもやっぱりまだ男性は怖いです。. 今の時代は子どもであってもスマホやタブレットでネット検索ができ、意図せずいろんな情報を見てしまうことがあります。 例えば動画について言えば、その動画が作り物だと理解できない年齢の時に見てしまうと、それが本物かのように間違った知識を身に付けてしまう可能性があるので、早い時期から正確な情報を伝えていくのが大切です。 ただ、これからの性教育はそういう狭義の意味だけではなくて、包括的に進めていかなくてはいけないと思っています。(先に出てきた「包括的な性教育」参照) 国際セクシュアリティ教育ガイダンスでは5歳からとなっていますが、何歳であっても、興味を持って質問してきてくれた時から始めるのがおすすめです。もっと言えば、自分の体の大切さについては赤ちゃんの時から伝えられると思っています。. 近年は、さまざまな団体が分かりやすくまとめたサイトが充実しています。たとえば意思専門家が監修している 命育 では、家庭で教えられるように分かりやすく説明したコンテンツが充実しています。. みらいいー 性教育を家庭で担うということですが、具体的にどのようなことをすれば良いのでしょうか? 大石さんー どのように伝えれば良いのか迷っていしまいますよね。では、家庭でできる性教育を5つお伝えします。. 幼少期の段階では、精子と卵子の話や性交の話まで踏み込む必要はないかもしれません。 ただし、子どもの興味に応じて答えることもあるでしょう。. 保健体育教師として、性教育に関わってきた先生が書いた本で、「うちに赤ちゃんはくる?」と言った突然やってくる子どもからの素朴な質問への答え方から、性犯罪の被害者や加害者にならないための日々の声かけ、思春期に訪れる男女の心と体の変化まで 親子で一緒に学ぶことができる1冊 です。 毎日の家族の会話で子どもを守り、これからの時代を生き抜くための力を養うことができるでしょう。. 高学年になると性について異性の親子で話すことに気恥ずかしさを感じることもあるでしょう。 また、同性なら性の疑問やトラブルについて、子どもの気持ちに寄り添い実感のこもったアドバイスが期待できます。 例えば、経血が多い時の対処法や生理痛のやわらげ方など、自分の経験談を交えたりや子どもの状態や性格に合わせたりしながら具体的なアドバイスができます。 ただ、思春期になると親と話したくない子がいるのも自然なこと。そんな時は無理に話さず、「困った時はいつでも話を聞くよ」という姿勢を示しておくことが大切です。 大石さんー 以上が家庭でできる性教育になります。 この他に本を読むこともおすすめです!おすすめの本を3つ紹介します! みらいいー ありがとうございます!. このガイダンスでは「包括的な性教育 comprehensive sexuality education CSE 」とは、生殖だけではなく、社会や文化、感情や人間関係なども含めたものだと定義しています。 包括的な性教育では 「人間関係」「価値観、セクシュアリティなど」「ジェンダーの理解」「暴力と安全確保」「健康と幸福のためのスキル」「人間のからだと発達」「セクシュアリティと性的行動」「性と生殖に関する健康」 といった8つのキーコンセプトに基づくトピックや学習の目標が立てられています。これらを子どもたちの年齢や能力に応じて、学校やコミュニティを通して伝えていきます。 例えば、ドイツでは日本の中学1年生にあたる生徒たちが、生物の授業で「避妊」を学びます。授業では、コンドームを木製のペニス模型に装着する練習も行うなど、実践的な内容を扱っています。 オランダでは「春のソワソワ」という教材を利用し、4歳児から性教育が始まります。11歳では性機能の仕組みを教えています。教材を使い男女の性器の造りやマスターベーション、性行為について詳しく解説しています。 子どもが自分のからだや性的な機能について年齢に応じた興味をもつのは自然なことです。それをタブー視するのではなく、子どもが性に対する間違ったメッセージや知識を得る前に、 科学的根拠に基づいた正しい知識や認識を伝えることが大切 です。そのことが自分や他者を守り、健康で幸福な生活の基盤となります。 こうした取り組みにより若者の性行為や性感染症の罹患率が増えないことが報告されています。若者の性に対する知識が向上し高い効果をもたらしていることがうかがえます。. みんなでプラス メニューへ移動 メインコンテンツへ移動. 性教育によって得られる正しい知識を通して、自分自身はもちろん、大切なパートナーや家族・社会のコミュニティとの関わり方を学ぶことで、 個人の健康や尊厳を守ることにつながります。. ドイツを拠点に「台所から子育て、暮らしを豊かに」をコンセプトに活動し、kodomoe web の連載も好評のモデルの日登美さんに、性教育をテーマにお話を伺う記事の後編です。前編では、幼児期、学童期、思春期と発達に応じて、子どもと性について考えるきっかけについてうかがいました。でも実際子どもと向き合ってみると、「こんなことを聞くのは恥ずかしい」となかなか切り出せないこともしばしば……。6人の男女を育ててきた日登美さんに、複雑なお年頃の子と、性のことを話すコツを伝授していただきました。 男の子にも生理の話を。お互いの幸せを願う温かい「性教育」のすすめ【インタビュー・前編】はこちら 日登美/ひとみ. 今回は包括的な性教育とは言えない、日本の学校の性教育。 親としてできることはあるのか、性教育の専門家に聞きました。. 現在、青少年の間での性行動は積極的な層と消極的な層に分極化されており、番組で紹介されているような性教育は、活発層には自分たちの知らないこと 知りたいこと にマッチした教育であるが、消極的な層に自分たちの知りたいこととマッチせず、結局のところ命の大切さや神秘という事柄で扱われ「当たり前のことを聞く」だけになり、自己の成長に結びつかないと思います。知っていて損はない知識ですが、それが人生を豊にするとは思えません。. 出産を来月に控えている妊婦です。自分の子への性教育について考えてる中、動画を見させていただきました。 私は結婚5年目で初めての妊娠ですが、周りには望まない妊娠で中絶したり、あまり好きではない人と結婚したりした人もいました。 妊娠は奇跡であり、お腹で元気で育つことも奇跡です。望まない妊娠、出産をしないように性教育はこの動画のようにもっと踏み込むべきだと思います。全国にこんなに性教育に力を入れている方々がいることに喜びを感じております。 自分の子が中学生くらいになったときにセックスの知識を正しく教えてもらえるような世の中になっていてほしいです。. そこで幼少期の子どもに性教育を行う際は 、「こういう話は、とてもプライベートに感じる人もいるかもしれない。もし相手がその話をするのを嫌がっていたら、話すのをやめよう」 などと伝え、 性に関する話題は一方的にするものではない、プライベートなものである 、といったポイントを理解してもらえるように努めましょう。. カテゴリー 絵本 子育て ごはん・おやつ イベント カラダ・ココロ 暮らし 手づくり 連載 イチオシ!. 人が嫌がるようなことはしない、相手の気持ちを確認する、自分が嫌なことをはっきり伝えるなど性教育にも関係してくる人間関係についてしっかり伝えることが大切です。 また、親から子へのスキンシップも子どもが嫌がっていたらやめるようにしないとそれが普通だと思い込んでしまう可能性が出てきます。. 性感染症感染のリスクは高まり続けています。 感染すると性器や肛門、口にしこりができたり、全身に発疹が現れたりする『梅毒』の感染者数は今年、過去最多の1万人を更新し、今も増え続けています。 エイズを引き起こすHIVの感染リスクもなくなったわけではありません。近年のHIV新規感染者は年代後半のピーク時から徐々に下がってきていますが、そのスピードはコロナ禍で一気に緩みました。さらにコロナ禍で保健所の業務がひっ迫したことでHIV検査数が激減。コロナ前の4割にまで落ち込んでいます。その結果、感染者を把握しきれていない状況が続いています。. 自分の過ごした10代。体の変化と性への興味を「秘め事」としてしまいこみ、分からない事から不安と罪悪感を感じることもあった。身近な大人に聞いちゃいけない雰囲気があった。 親になった今は、子供が成長してリアルな性に触れるのがAVなどの性商品からというのはとても恐ろしく感じます。 このいのちの授業がもっと広がればいいと思います。. 子どもたちは学校や家庭、友人やメディアなどさまざまなものを通して性に触れます。 海外と比較すると、日本の性教育への取り組みは十分とは言えません。 そのため年齢ごとに芽生える子どもの興味や考えを理解していくためには、お父さん・お母さんが、まずは自分自身の性の価値観を見つめ直し、性教育について話し合い、正しい知識を得ることが何より重要です。 同性の親から子どもへ経験談として伝えればより具体的な細やかな対応が期待できます。異性の子どもに伝える場合は、わかる範囲で誠実に伝えることが重要です。 もし、身近に信頼できる同性の大人がいれば、自分の代わりに伝えてもらう、いざという時の相談役になってもらう、というのも良いですね。 性教育は子どもたちが健康で幸福な人生を送るために必要な学びです。子どもの未来を守るためにも、まずは私たち大人が正しい知識や認識を身に付け、伝えていきましょう。. キーワード: インタビュー 思春期 性教育 日登美 育児.