多くの女性が悩んでいますが、なかなか話題にしにくいのが性交痛の悩みです。 「40代を超えてから性交痛がひどくなった。」 「誰にも相談できない。」当院に来られる方は、このように悩んでおられる方が多くいらっしゃいます。. 性交渉に伴って起きる痛みのことで、挿入前、挿入後の痛みのことを言います。 性交渉の最初の方だけの断続的な痛みや、持続的な痛みの場合もあります。 痛みの部位は、外陰部から膣にかけた入り口付近の部位、より子宮口に近い部位、下腹部の深い部位の場合もあります。 また、若い時から性交痛を強く感じる方もいれば、当初は痛みがなかったのに、年齢とともに徐々に痛みが増してくる方もいます。 ここでは更年期に伴って痛みが出てきた方に対して、原因や対策を説明します。. 近年、GSM(閉経関連尿路性器症候群)という概念が提唱されました。 名前の通り、閉経に伴って生じる各種の症状のことをいいます。この症状の中に性行痛も入っています。閉経期に向かうにつれエストロゲンの分泌が減少することで、膣粘膜が萎縮したり、膣分泌機能が低下するために膣が機械的な刺激に対して弱くなってしまいます。GSMという概念を理解して、諦めずにしっかり対応することで症状の改善が見込めます。. 更年期の性交痛の多くはこの部分の痛みです。 外陰部、膣入り口(膣前庭部)はエストロゲンの影響を強く受けています。そのため、更年期になるとエストロゲンの量が減少するため、粘膜の萎縮が起こったり、膣の伸縮が悪くなったり、膣の潤滑液の分泌が悪くなったりします。 これらによって、挿入時にスムーズにはいらない、行為中もなかなかスムーズにならないなどの症状がでます。 デリケートゾーンの洗浄を過度にし過ぎることで膣粘膜の環境が悪くなることで、萎縮が早くなる方もいます。. 一般的に更年期症候群とは、45歳から55歳までに起こるエストロゲンなどホルモンのバランス変化によっておこる症状のことをいいます。膣の環境次第では更年期には該当しないのにもかかわらず早めに症状が出る方もいます。 当院はエビデンスに基づいて、積極的にこの分野の治療を行っているのでご相談くださいね。. 膣奥の痛みは行為中に、お腹に響くような痛みとして感じられることが多いです。 膣奥の粘膜萎縮、膣奥にある子宮などの萎縮でこの部分の痛みが起こることがあります。 エストロゲンの低下に伴って、膣入り口の粘膜がまず最初に萎縮し、その後萎縮が進行するにつれて膣奥の部分の粘膜萎縮も起こります。 また、子宮内膜症、子宮と骨盤に炎症が起こっている(クラミジア感染症など)場合などにもお腹に響くような痛みを感じることがあります。. GSMは厳密には 閉経後 の症候のことをいいますが、エストロゲンが低下することによって生じる症候のことですので更年期周辺の膣萎縮に伴う性交痛の原因にもなります。 性交痛だけではなく、性交渉時以外にも普段から外陰部にかゆみや違和感を感じやすくなったなという場合はGSMの可能性が非常に高いです。 子宮入り口付近に痛みが強い場合はこの、GSMによる粘膜萎縮の可能性が高いです。. 子宮内膜症によって子宮の可動性が悪くなることなどで痛みが生じます。子宮後方から直腸前面のダグラス窩という部分に内膜症ができると痛みが生じやすくなります。性交渉時の体位によって痛みの感じ方が違って、奥の方が痛く感じる場合は子宮内膜症の可能性もあります。 子宮筋腫はエストロゲンの低下に伴って縮小することがほとんどですが、閉経が遅い方はそもそもエストロゲンにさらされている期間が長くなるため、子宮筋腫が大きくなりやすい傾向にあります。その場合はある程度の大きさになると痛みとして感じる場合もあります。. お産は女性の体にかなり大きな負担になります。 会陰切開などをすることで、物理的に膣の粘膜にも損傷が起きる場合もありますし、産後の授乳期にはプロラクチンというホルモンが多く分泌されます。この時期にはホルモンの影響で膣粘膜に痛みが生じやすくなるとも言われています。 多産であればあるほど膣にも萎縮が起きやすいとも言われています。. 器質的な原因を述べてきましたが、此らの原因に加えて、精神的な影響も大いにあることがわかっています。 性交痛は1回起こってしまうと、次も痛いのではないかなどと不安になってしまうことで悪いサイクルができてしまいます。 あまり我慢して性交渉を行わず、痛みを感じ始めたら早めに専門医に相談してみると良い対策を教えてもらえるはずです。. 問診内容が非常に重要です。どのようなタイミングで、どのような痛みが出るのか、いつから痛みが出始めたのか、性交痛以外の症状は伴うのかなどを問診では聞いていきます。 内診、腟鏡での視診で膣の萎縮の程度を観察します。萎縮の程度がわかりにくい場合などは膀胱鏡を用いて粘膜の状態を確認する場合もあります。. 潤滑剤には2種類あって、エストロゲンというホルモンが含まれているもの、そうでないものに大きく分けることができます。 エストロゲンは局所投与でも腟粘膜に作用するので、入っていないものよりは入っているものの方がおすすめです。 ただし、潤滑剤は持続的に効果があるものではないので、聖行為の時にうまくパートナーと使うことが大切です。実際はタイミングなどの問題で難しいところに使いづらさがありますね。. HRTとはHormone Replacement Therapyの略です。更年期にかけて減少するエストロゲンを外的に補充します。 内服薬、貼付薬、ジェルなどがあり、エストロゲンとプロゲステロンが入っているもの、エストロゲンだけのものなどがあります。 更年期症候群の全身症状がある場合にはHRTを行いますが、GSMの症状のみ(局所の症状のみ)の場合は腟剤飲みの投与を局所的に行います。エストロゲンが腟粘膜へ直接作用することで症状の緩和が見込めます。. インティマレーザーというレーザー治療によって、GSMの多くの症状が改善できることがさまざまな臨床研究でも実証されています。性交痛のみならず、違和感や通常時の灼熱感などにもかなり効果的で、非常に良い治療です。 腟剤よりも効果が早く、腟剤でも効果が出なかったGSMや性交痛の方にも効果が高く、費用はややかかりますが適応をしっかり選ぶことで効果はかなり高いので専門施設でのカウンセリングからの治療がおすすめです。. 簡単にいうと、レーザーの種類が異なり、効果のある部位が異なります。そのため症状によってどのレーザーが一番効果があるかが異なってきます。インティマレーザーはエルビウムYAGレーザーという非侵襲型のレーザーになります。 組織を完全に焼灼することなく(多くのCO2レーザー、モナリザタッチなどは組織を焼き切ってしまいます)、粘膜組織の再活性を促進します。そのためダウンタイムが非常に少ない点がモナリザタッチとは異なります。また、腟HIFUは粘膜組織には直接効果がない(メインは筋層に効果があります)のでGSMや性交痛にはあまり効果がないのが現状です。 インティマレーザーの性交痛、GSMに対する効果に関しては数多くのレベルの高い論文で証明されています。. 性交痛は様々な要因が関係しますが、腟粘膜の萎縮、乾燥が大きな誘因の一つではあります。 当院では専門医がいろいろな治療の選択肢から適切な治療を選択します。なかなか人には相談しにくい症状です。専門医に初めから相談する方が安心ですよ。. 当院は全国的にもインティマレーザーの治療経験が多いです。 ただし、高価な治療ですので適応をかなり厳密に絞っています。インティマレーザーに関してさらに詳しく知りたい方はこちらから( インティマレーザーの尿もれや黒ずみへの治療効果は?料金や副作用について解説 ). 多くの方は腟の手前(外陰部、腟前庭)が痛むことが多いです。 中には奥の方(子宮、下腹部)が痛む方もいます。その場合は更年期の問題というよりも、子宮内膜症やクラミジア感染症が隠れている場合もあります。できるだけ我慢せずに相談してみましょう。. HRTの腟錠(エストリオール錠)は保険適応になります。 それ以外の潤滑剤や、インティマレーザーの治療は自費診療になります。 まずは保険適応でできる治療から始めて、効果を見てレーザー治療などを考える順序が多いですよ。 中には効果の即効性、利便性を優先して保険治療と自費治療を組み合わせて行うこともあります。. エストロゲンの低下に伴って性交痛が出現するということがよくわかります。女性ホルモンは偉大です。 プライベートな症状で、なかなか相談できないものではありますが、原因がはっきりわかって、状況もしっか理と把握できれば治療方法は複数あります。. 当院のコラムは全て医師が監修しております。 執筆者兼監修者プロフィール レディースクリニックなみなみ. 多くの女性が悩んでいますが、なかなか話題にしにくいのが性交痛の悩みです。 「40代を超えてから性交痛がひどくなった。」 「誰にも相談できない。」当院に来られる方は、このように悩んでおられる方が多くいらっしゃいます。 本記事では、特に、更年期の性交痛の症状・原因・対策について解説します。 更年期の性交痛にお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。 目次. レディースクリニックなみなみの料金の特徴! インティマレーザーは比較的効果が持続しやすい治療ですが、それでも1年半から2年程度経過するとどうしても効果が減弱します。当院では治療を受けやすくして、継続することが何よりも大切と考えているので、メンテナンス治療(4回目以降の治療)に関しては割引価格(15%off)で提供して継続的にかかりやすくしています。. 更年期の症状がないのに性交痛があるのですが、どうすれば良いですか? 更年期症候群のその他の症状(代表的なホットフラッシュなど)が軽度でも、性交痛やGSMの症状が強く出てしまう方も中にはいらっしゃいます。更年期の症状の出方は人それぞれなので、性交痛がメインのこともございます。まずは状況を把握するためにご相談ください。. 性交痛はどこが痛みますか? 多くの方は腟の手前(外陰部、腟前庭)が痛むことが多いです。 中には奥の方(子宮、下腹部)が痛む方もいます。その場合は更年期の問題というよりも、子宮内膜症やクラミジア感染症が隠れている場合もあります。できるだけ我慢せずに相談してみましょう。. 性交痛の治療は保険適応になりますか? HRTの腟錠(エストリオール錠)は保険適応になります。 それ以外の潤滑剤や、インティマレーザーの治療は自費診療になります。 まずは保険適応でできる治療から始めて、効果を見てレーザー治療などを考える順序が多いですよ。 中には効果の即効性、利便性を優先して保険治療と自費治療を組み合わせて行うこともあります。. 更年期の性交痛は治らないこともありますか? 完全に治らない方も中にはいますが、原因をしっかり突き止めて治療をすることでかなりの数の方がそれなりの症状改善を認めています。相談しにくい症状だからこそ初めから専門医に相談しましょう。. 関連コラム 更年期. GSM 閉経後尿路性器症候群 1回. GSM 閉経後尿路性器症候群 3回セット. 腟引き締め 1回.
更年期の性交痛のお悩み、痛みの原因や症状、対策方法を丁寧に解説
性交痛に困っています | 公益社団法人女性の健康とメノポーズ協会 更年期になってこのエストロゲンが減少すると、膣粘膜が乾燥し、弾力がなくなって硬くなり、性交時に痛みを感じるようになります。 膣粘膜が萎縮すると、 性交痛は更年期により女性ホルモンの分泌が減少し、膣の部分の潤滑液などが十分に出ないなどの理由で生じます。 心理的な原因も加わり原因は多岐にわたります。 どう乗り越える?性交痛の悩み~40代後半から増えるワケ | 高尾美穂のしなやかな人生を送るヒント | 高尾美穂 | 毎日新聞「医療プレミア」主に卵巣から分泌される「エストロゲン」という女性ホルモンの一種は、女性の体にとって重要なさまざまな働きをしてくれています。 その働きのひとつとして、膣にうるおいや弾力をもたらしてくれる役割があります。 更年期になってこのエストロゲンが減少すると、膣粘膜が乾燥し、弾力がなくなって硬くなり、性交時に痛みを感じるようになります。 膣粘膜が萎縮すると、性交渉中の分泌物の量が減ってしまったり、刺激で粘膜が裂けて出血してしまったりすることもあります。 膣の乾燥や萎縮が原因の場合は、入り口付近に痛みを感じることが多いでしょう。しかし乾燥や萎縮が進行すると、入り口部分だけでなく膣壁全体に痛みを感じるようになることもあります。 当院で受けられる膣萎縮治療に関して、詳しくは以下のページをご覧ください。 膣萎縮治療 婦人科形成なら銀座駅徒歩0分のなおえビューティークリニック. 年齢は2層化しており、お若いかたの性交痛と、40代から50代くらいで生じる閉経の時期以降・更年期のかたの性交痛の場合があります。 若い方か、更年期の方かにより性交痛の状況が少し異なります。. GSM 閉経後尿路性器症候群 1回. 腟引き締め 1回. HRTとはHormone Replacement Therapyの略です。更年期にかけて減少するエストロゲンを外的に補充します。 内服薬、貼付薬、ジェルなどがあり、エストロゲンとプロゲステロンが入っているもの、エストロゲンだけのものなどがあります。 更年期症候群の全身症状がある場合にはHRTを行いますが、GSMの症状のみ(局所の症状のみ)の場合は腟剤飲みの投与を局所的に行います。エストロゲンが腟粘膜へ直接作用することで症状の緩和が見込めます。.
早めに始めたいホルモン補充療法
特に、エストロゲンの減少が著しい50代、人によっては40代後半から膣の分泌液が減って粘膜が乾燥し、セックスでひどい痛みを感じる、出血するということもあります。 どう乗り越える?性交痛の悩み~40代後半から増えるワケ · 弾力性・伸縮性がなくなっていく · 早めに始めたいホルモン補充療法 · パートナーと向き合う時間 更年期になってこのエストロゲンが減少すると、膣粘膜が乾燥し、弾力がなくなって硬くなり、性交時に痛みを感じるようになります。 膣粘膜が萎縮すると、潤滑剤には2種類あって、エストロゲンというホルモンが含まれているもの、そうでないものに大きく分けることができます。 エストロゲンは局所投与でも腟粘膜に作用するので、入っていないものよりは入っているものの方がおすすめです。 ただし、潤滑剤は持続的に効果があるものではないので、聖行為の時にうまくパートナーと使うことが大切です。実際はタイミングなどの問題で難しいところに使いづらさがありますね。. レディースクリニックなみなみの料金の特徴! インティマレーザーは比較的効果が持続しやすい治療ですが、それでも1年半から2年程度経過するとどうしても効果が減弱します。当院では治療を受けやすくして、継続することが何よりも大切と考えているので、メンテナンス治療(4回目以降の治療)に関しては割引価格(15%off)で提供して継続的にかかりやすくしています。. 婦人科美容 モナリザタッチ エムセラ VIO脱毛 フォトシルクプラス エレクトロポレーション 美容医療 ハイフ エムスカルプト バンキッシュME ハイドラクールプラス 高濃度ビタミンC点滴. 膣粘膜が萎縮すると俗に愛液と言われる分泌物の量が減ってしまったり、 性交渉の刺激で粘膜が裂けて痛みだけでなく出血が増えてしまったり ヒリヒリ感が強まってしまったりと更年期の女性のQOLに大きく関わるような変化が生じます。. 膣奥の痛みは行為中に、お腹に響くような痛みとして感じられることが多いです。 膣奥の粘膜萎縮、膣奥にある子宮などの萎縮でこの部分の痛みが起こることがあります。 エストロゲンの低下に伴って、膣入り口の粘膜がまず最初に萎縮し、その後萎縮が進行するにつれて膣奥の部分の粘膜萎縮も起こります。 また、子宮内膜症、子宮と骨盤に炎症が起こっている(クラミジア感染症など)場合などにもお腹に響くような痛みを感じることがあります。. 更年期の性交痛は治らないこともありますか? 完全に治らない方も中にはいますが、原因をしっかり突き止めて治療をすることでかなりの数の方がそれなりの症状改善を認めています。相談しにくい症状だからこそ初めから専門医に相談しましょう。. このような場合、 処女膜や膣の乾燥が原因となるケースが多く、病気であることは少ないです。 しかし痛みを感じることをパートナーに言い出しづらいため、一人で悩みを抱え込んでしまう方も少なくありません。. このように、特に更年期の患者様で膣の奥が痛いという性交痛の場合には、 処女膜切開の手術よりも レーザー が適応となる場合が多いです💡 当院では世界で承認を得ている「インティマレーザー」を使用いたします。. このようにうるおいや張り、やわらかさを失った膣の粘膜に対して インティマレーザーを照射することで粘膜の細胞に刺激を与え再生させ 潤いやしなやかさを与えることで性交痛を治すことが可能なのです!. 名前がなかなかセンセーショナルなので、こんな手術があることに驚かれることが多いですが大きなニーズと効果のある性交痛の治し方の1つです。 カウンセリングの時には、よくお肉の固いスジを切る手術のイメージと説明をしています。. 性交時、潤滑ゼリーを塗布するのも手軽な方法としておすすめです。 指先に潤滑ゼリーをつけて腟に塗るか、 男性がコンドームを着用したあとで、先端につけて使ってください。摩擦により生じる痛みを和らげることができます。ウォーターベース、シリコンベース、オイルベースなどさまざまな種類がありますので、好みに合わせて使ってください。大切なのは、腟分泌液の成分に類似した粘着度があることです。. 診療時間を知りたい アクセス情報を知りたい 保険診療での検査結果を知りたい 婦人科美容を知りたい 美容医療を知りたい. 閉経して女性ホルモンが減ることで、相対的に男性ホルモンが増えることが要因ではないかと言われています。 女性にも、男性ホルモンは分泌されています。男性ホルモンの分泌量は変わらなくても、女性ホルモンの分泌が減れば、バランスとしては男性ホルモンが強くなったような状態となります。この変化により、性欲が増すことがあるようです。. 腟にレーザーをあてることで、腟壁の潤いや弾力を回復させる治療です。 女性ホルモン投与をせずに治療ができるので、子宮がんや乳がん治療後の方も施術可能です。レーザー治療により、腟粘膜の代謝やコラーゲン線維生成が促され、数日から2週間程度で乾燥の改善、性交痛の緩和などを実感できると思います。月に一度、3か月継続的にレーザー治療を行うことにより症状の改善が期待できます。. HRTとはHormone Replacement Therapyの略です。更年期にかけて減少するエストロゲンを外的に補充します。 内服薬、貼付薬、ジェルなどがあり、エストロゲンとプロゲステロンが入っているもの、エストロゲンだけのものなどがあります。 更年期症候群の全身症状がある場合にはHRTを行いますが、GSMの症状のみ(局所の症状のみ)の場合は腟剤飲みの投与を局所的に行います。エストロゲンが腟粘膜へ直接作用することで症状の緩和が見込めます。. Home ブログ デリケートゾーン 【更年期や閉経後の性交痛】濡れない原因、対処法や治療法など性交痛の悩みを女医が丁寧に解説。. ホーム コラム 閉経に関すること 性交痛。。。一人で悩まないで下さい. 近年、GSM(閉経関連尿路性器症候群)という概念が提唱されました。 名前の通り、閉経に伴って生じる各種の症状のことをいいます。この症状の中に性行痛も入っています。閉経期に向かうにつれエストロゲンの分泌が減少することで、膣粘膜が萎縮したり、膣分泌機能が低下するために膣が機械的な刺激に対して弱くなってしまいます。GSMという概念を理解して、諦めずにしっかり対応することで症状の改善が見込めます。. 性交痛は様々な要因が関係しますが、腟粘膜の萎縮、乾燥が大きな誘因の一つではあります。 当院では専門医がいろいろな治療の選択肢から適切な治療を選択します。なかなか人には相談しにくい症状です。専門医に初めから相談する方が安心ですよ。. GSMは厳密には 閉経後 の症候のことをいいますが、エストロゲンが低下することによって生じる症候のことですので更年期周辺の膣萎縮に伴う性交痛の原因にもなります。 性交痛だけではなく、性交渉時以外にも普段から外陰部にかゆみや違和感を感じやすくなったなという場合はGSMの可能性が非常に高いです。 子宮入り口付近に痛みが強い場合はこの、GSMによる粘膜萎縮の可能性が高いです。. 一般的に更年期症候群とは、45歳から55歳までに起こるエストロゲンなどホルモンのバランス変化によっておこる症状のことをいいます。膣の環境次第では更年期には該当しないのにもかかわらず早めに症状が出る方もいます。 当院はエビデンスに基づいて、積極的にこの分野の治療を行っているのでご相談くださいね。. また、 女性側だけでなく、男性のペニスの大きさも性交痛の原因のひとつになり得ます。 男性は気づかなかったりわからなかったりする場合もあるため、パートナーに性交痛があることを打ち明けて話し合うことが重要です。. 性交痛 に悩んでいる女性は意外に多いと言われています。誰にも相談できず、パートナーにも言えず、一人で悩んでいる方、思い切って私たちに相談してみませんか?皆さんの悩みに寄り添い、一緒に解決するお手伝いをさせていただきます。. カテゴリー 閉経に関すること レーザー治療に関すること コンジローマに関すること 産後ケアに関すること 感染症に関すること 婦人科がんに関すること がんゲノム医療に関すること がん遺伝子診断に関すること ピルに関すること 生理に関すること 尿もれに関すること デリケートゾーンに関すること 腟のケアに関すること 妊活に関すること フェムテックに関すること 妊娠に関すること 腟のゆるみ関すること 閉経後性器尿路症候群に関すること ワクチンに関すること 子宮頸がん関すること 更年期に関すること こみやまレディースクリニックあざみ野に関すること. モナリザタッチによる膣の若返り治療も行っておりますので、膣や外陰部に不快な症状を感じている方は、ぜひ「 岡村産科婦人科 」までお気軽にご相談ください。. 眼科 まぶしい ものが歪んで見える 視力が落ちた 黒いものが浮かんで見える 涙目 目の中心部が暗い 目の見える範囲が狭い 目が乾きやすい 目の痛み 目の疲れ 目の中で光が見える 目のかすみ 目が腫れている 形成外科 シミ シワ・たるみ まぶたが重い 目の下に影(くま)がある・ふくらみがある 綺麗な二重まぶたにしたい まぶたの形に左右差がある デリケートゾーンの黒ずみが気になる (渋谷あおぞらクリニック美容外科 美容皮膚科で取り扱います) 膣のゆるみが気になる (渋谷あおぞらクリニック美容外科 美容皮膚科で取り扱います) 小陰唇(ヒダ)の大きさや形が気になる (渋谷あおぞらクリニック美容外科 美容皮膚科で取り扱います) 小陰唇の左右差が気になる (渋谷あおぞらクリニック美容外科 美容皮膚科で取り扱います) こすれ・蒸れ・痒みが気になる (渋谷あおぞらクリニック美容外科 美容皮膚科で取り扱います) 性交渉時に感じにくい・痛みがある (渋谷あおぞらクリニック美容外科 美容皮膚科で取り扱います) ふとした瞬間の尿漏れが気になる (渋谷あおぞらクリニック美容外科 美容皮膚科で取り扱います). 現在おこなっている美容医療の キャンペーンはこちら!. 更年期障害と呼ばれる諸症状に加えて、性交痛が起こってしまう人もいます。痛みはあるけれど性交渉は最後までできる、耐えられず途中でやめてしまうなど痛みの程度には個人差があります。 性交渉は本来、パートナーとの愛を深め互いをいつくしみ合う、気持ちのいいものです。痛くてつらい・・・という経験をくり返すことで、からだがその感覚を覚えてしまい、その後もうまくできなくなってしまうことがありますので、お悩みをお持ちの方は、なるべく早めにご相談されることをおすすめします。 更年期に起こる性交痛の原因として考えられるのは、主に膣の乾燥と萎縮です。. 問診内容が非常に重要です。どのようなタイミングで、どのような痛みが出るのか、いつから痛みが出始めたのか、性交痛以外の症状は伴うのかなどを問診では聞いていきます。 内診、腟鏡での視診で膣の萎縮の程度を観察します。萎縮の程度がわかりにくい場合などは膀胱鏡を用いて粘膜の状態を確認する場合もあります。. 多くの女性が悩んでいますが、なかなか話題にしにくいのが性交痛の悩みです。 「40代を超えてから性交痛がひどくなった。」 「誰にも相談できない。」当院に来られる方は、このように悩んでおられる方が多くいらっしゃいます。. 電話 WEB予約 エコー ダイアリー. 更年期の性交痛の多くはこの部分の痛みです。 外陰部、膣入り口(膣前庭部)はエストロゲンの影響を強く受けています。そのため、更年期になるとエストロゲンの量が減少するため、粘膜の萎縮が起こったり、膣の伸縮が悪くなったり、膣の潤滑液の分泌が悪くなったりします。 これらによって、挿入時にスムーズにはいらない、行為中もなかなかスムーズにならないなどの症状がでます。 デリケートゾーンの洗浄を過度にし過ぎることで膣粘膜の環境が悪くなることで、萎縮が早くなる方もいます。.